新たな取り組み

「翠会ヘルスケアグループ」では、設立以来、精神科医療および高齢者医療・介護に的確に対処すべく、常に社会のニーズや国の施策の動向などを見極め、事業を展開してきました。

チーム医療

精神科の治療は、患者さんを全人的に捉えることが大切との考えより、1960年代後半よりPSW(精神保健福祉士)や作業療法士の採用を開始しました。職種を問わず良質なチームが組める、現在の気風につながっています。

地域対策

1980年代より、患者さんが地域で暮らせることをめざし、様々な地域対策を行い、長期入院患者さんの在宅などへの退院に成功してきました。全国レベルでは、退院促進はあまり進んでいないのが実情です。 また、高齢者医療・介護の分野でも小規模多機能施設やサービス付き高齢者向け住宅をはじめとした新規の事業に積極的に取り組むなど、患者・ご利用者のみなさま、およびご家族の皆さまのニーズに、よりきめ細やかに対応できることをめざしています。

IT技術の活用

2003年(平成15年)と、精神科としてはかなり早い段階で電子カルテの開発および導入を行いました。スタッフが容易にカルテ情報にアクセスできることから、チーム医療に大きく貢献しています。セキュリティ対策も万全に行っています。

ISOの導入

患者・利用者の皆さま、およびご家族の皆さまの満足度の向上を目的に、2008年(平成20年)、「成増厚生病院」に、ISO9001(品質マネジメントシステム)を導入しました。誰でも最適なサービスができるように業務の手順を統一し、さらには常に業務の改善を行うことで、サービスの質の向上に役立っています。現在、グループ内の複数の病院、施設がISO9001を取得しています。
これからも、より良い精神科医療、高齢者医療・介護のサービスが提供できるよう、時代の先を見据えたサービスを提供いたします。